ルックマン,T.(読み)るっくまん

世界大百科事典(旧版)内のルックマン,T.の言及

【社会学】より

…しかし,主観主義的アプローチへの過度の執着は,これらの理論をミクロな次元の現象理解におしとどめ,〈主観的に意図された意味が物性に転化する〉マクロな次元における疎外され物象化された体制構造の問題を看過させることになった。この点で,社会を生み出す人間と逆に社会によって生み出される人間,主体的な生産性と客観的な生産物との間の弁証法的関係を,現象学とマルクス主義との概念的折衷によって解明しようとしたバーガーPeter Berger(1929‐ )とルックマンThomas Luckmann(1927‐ )の試みは注目されてよい。(3)批判社会学 主観主義的立場に立つラディカル変動の社会学で,社会唯名論的,反実証主義的,主意主義的,個性記述的な性格をもつ。…

※「ルックマン,T.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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