ルーブナー,M.(読み)るーぶなー

世界大百科事典(旧版)内のルーブナー,M.の言及

【寿命】より

…体が大きいほど,体重に比べて体表面積が小さいので熱の発散が少なく,体温を維持するための代謝による発熱が少なくてすみ,単位時間当りの呼吸回数も少なくて体の消耗が小さいというのである。ルーブナーMax Rubner(1854‐1932)は,動物の一生の代謝量は一定であり,個体の代謝量は体の表面積に比例するという法則を提唱した。つまり,単位体重当りの1日の消費熱量と限界寿命がほぼ逆比例するので,大きい動物ほど寿命が長い。…

【体表面積】より

…動物体表面の総面積のことをいう。恒温動物の基礎代謝の熱量(基礎代謝量)は,身体の大きさによって違うが,体重よりもむしろその体表面積に近似的に比例することが知られている(体表面積の法則,1888年ルーブナーM.Rubner)。このことから,体表面積から基礎代謝量を計算したり,エネルギー代謝量を単位体表面積で表示したり,あるいは小児や小動物への薬物投与量を体表面積から決定したりしている。…

※「ルーブナー,M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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