世界大百科事典(旧版)内のレキシス,W.の言及
【ボルトキエビチ】より
…なかでも有名なものは,事故のような現象が一定期間中に起こる回数がポアソン分布に従うことの発見で,これを彼は〈小数の法則〉と名づけた。また彼は,人口や社会現象の規則性を確率論の援用によって確立したドイツの統計学者・経済学者レキシスWilhelm Lexis(1837‐1914)の方法を拡張して,標本分散を標本分布で割ることにより,分布がポアソン分布に従うかどうかを検定する方法を提案した。経済統計に関連して指数論,また経済学に関連してマルクス価値論の数学的定式化における貢献でも知られている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」