世界大百科事典(旧版)内のレゲンダの言及
【聖人】より
…今日の教会祝日表の原型にあたるラテラノ大聖堂用の暦は,354年にはすでに書かれていた。聖人の伝記は本来信仰を鼓舞するために教会で朗読されたのでレゲンダlegenda(〈読むべきもの〉の意)と呼ばれたが,奇跡譚の強調を通じてしだいに物語性を強めレゲンダ(伝説)化の傾向をたどった。13世紀,ジェノバ大司教ヤコブス・デ・ウォラギネの編集した《黄金伝説(レゲンダ・アウレア)》は,その集大成である。…
※「レゲンダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」