世界大百科事典(旧版)内のレックス党の言及
【ベルギー】より
…しかし,1923年からヘント大学のフラマン語化問題をめぐって対立は再燃し,ついに30年にその完全フラマン語化が,32年にフラマン語地域の行政・教育用語のフラマン語への一本化,39年に軍隊の両言語別編成が実現した。一方,順調に復興したベルギー経済は,1929年の世界恐慌の中で危機に陥り,大量失業とストライキの激発の中でレックス党Rexなどファシズム政党と共産党の勢力が伸びたが,中道諸派の連合で議会制民主主義を守り抜いた。ベルギーは,36年英仏との軍事同盟を断念して中立政策に復帰したが,40年再度ドイツに中立を破られ44年まで全土を占領された。…
※「レックス党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」