レバノンスギ(読み)ればのんすぎ

世界大百科事典(旧版)内のレバノンスギの言及

【シリア】より

…北シリアでは麻の生産とリネン産業が有名である。また,オーク,マツ,イトスギ,モミなどの木材も産するが,古代史上有名なレバノンスギは,聖書では香柏といわれ,船材をはじめ建築材料としてすぐれ,ダビデ,ソロモンは宮殿造営にこのスギを取り寄せたという。現在では天然記念物として一部に保存されているだけである。…

【ヒマラヤスギ】より

…日本には1879年ころに入り,以来ほうぼうに植えられた。シーダーcedarというと,もともとはこの仲間のことをいい,レバノン,シリアなど西アジアに産するレバノンシーダー(レバノンスギ)C.libani Loud.(英名cedar of Lebanon)や,北アフリカ西部に分布するアトラスシーダーC.atlantica Loud.(英名Atlas cedar)がある。【浜谷 稔夫】
[シンボリズム]
 古来神聖な木とされており,エジプトでは油や木材がミイラの保存に用いられたし,ヒマラヤでは寺院などに植えられる。…

※「レバノンスギ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android