世界大百科事典(旧版)内のレプチャ文字の言及
【チベット文字】より
… チベット文字は千数百年,広い地域で用いられてきたから,8世紀にチベット東北部で話されていたナム語,チベット西部のシャンシュン国のシャンシュン語,時代を下って四川省のギャロン語,ロロ語系のトス語など,さまざまの言語がチベット文字で書写された。 チベット文字から派生した文字としては,13世紀にモンゴル(蒙古)語を書くために考案されたパスパ文字と,18世紀にシッキムのレプチャ語を書くために作られたレプチャ文字がある。【北村 甫】。…
【レプチャ語】より
…チベット語に近い語形が多く含まれるが,それらは借用語と考えられ,ほかにチベット・ビルマ系言語とかけ離れた単語形式をもつところから,モン・クメール語の基層を主張する人もいる。18世紀初頭以来,チベット文字を改変したレプチャ文字が使われている。【西田 龍雄】。…
※「レプチャ文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」