世界大百科事典(旧版)内のレーブリング,W.A.の言及
【レーブリング】より
…ワシントンは1867年にイギリスに渡り,高圧ケーソンを用いた基礎工法の研究をしており,父の死後,ブルックリン橋建設事業の主任技師となり,みずからケーソン病に冒されながらも自宅から望遠鏡で工事の監督を続け,83年に14年間に及ぶ架設工事を完成させた。レーブリング父子によって設計・監督されたブルックリン橋は,鋼製ケーブルを使用し,また橋脚の基礎工事に高圧ケーソン工法を用いるなど,近代的つり橋技術の先駆けとなった。【佐藤 馨一】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」