レーブンストン,P.(読み)れーぶんすとん

世界大百科事典(旧版)内のレーブンストン,P.の言及

【リカード派社会主義】より

…ふつう,19世紀の20~30年代のイギリスで,全生産物が労働者に帰属すべきであるという労働全収権right to the whole produce of labor(全労働収益権ともいう)を主張した労働擁護論者の思想をいう。おもな人物としてはトムソンWilliam Thompson(1775‐1833),T.ホジスキン,ブレーJohn Francis Bray(1809‐95),グレーJohn Grey(1799‐1883),エドモンズThomas Rowe Edmonds(1803‐89),レーブンストンPiercy Ravenstone(?‐1830ころ)があり,ときとしてリカード以前のホールCharles Hall(1740ころ‐1820ころ)を含めることもある。 彼らの労働全収権の主張は,D.リカード的な価値論を援用した,一種の剰余価値論を根拠とする場合が多かった。…

※「レーブンストン,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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