世界大百科事典(旧版)内のロゴス・キリスト論の言及
【キリスト論】より
…《ヨハネによる福音書》や《エペソ人への手紙》はキリスト先在を語っているが,これは思弁的なものではなく,神の永遠の救いの計画と受肉によるその実現を表している。(2)2世紀以後の古代教会では,まずイエスを神のロゴスとする〈ロゴス・キリスト論logos Christology〉が起こった。これはキリストが肉体をとったのは仮の現れにすぎないというグノーシス的〈ドケティズム〉に対立して主張された。…
※「ロゴス・キリスト論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」