世界大百科事典(旧版)内のロゾクの言及
【サトウモロコシ】より
…茎から甘汁を絞り,甘味料として昔から利用されたイネ科の一年草。ロゾク(蘆粟),ソルゴーともいう。子実を食用や飼料にするモロコシの1変種。…
【ソルゴー】より
…モロコシ(ソルガム)のうち,飼料用に栽培されるものは,子実型ソルガム(穀実用モロコシ),兼用型ソルガム,ソルゴー型ソルガムの3者に分類されるが,その中のソルゴー型ソルガムは草丈が2.4m以上で,茎は太く,多汁質で汁は甘みがあり,中生(なかて)~晩生(おくて)の品種が多い。ソルゴーは本来この品種群の中で,とくに糖分含量が多く,糖みつ,シロップなどの製造にも利用される方向に分化した変種に与えられた名称で,それを日本ではサトウモロコシ,ロゾク(蘆粟)などと呼んでおり,アメリカでもスイートソルガムsweet sorghumを指すことが多い。ただし日本では慣用的に,飼料用にするモロコシの総称としてソルゴーの名称を用いることもある。…
※「ロゾク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」