ロック・イン効果(読み)ろっくいんこうか

世界大百科事典(旧版)内のロック・イン効果の言及

【アベイラビリティ理論】より

…1940‐50年代のアメリカにおいて,金融政策が引締政策として有効であるためには,国債価格の大幅な低下を甘受しなければならないと考えられた。しかしローザR.V.Roosaは,わずかでも金利を上げれば,貸手である銀行が資本損失の計上をおそれて有価証券の売却をためらう(ロック・イン効果)ので,貸出量が減少し,信用のアベイラビリティを減じて引締めが有効であると説いた。金融政策当局である連邦準備制度は,この理論を武器に〈金融政策の復権〉を唱えた。…

※「ロック・イン効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

グリーンランド

北大西洋にある世界最大の島。デンマーク自治領。中心地はヌーク(旧ゴートホープ)。面積217万5600平方キロメートルで、全島の大部分は厚い氷に覆われている。タラ・ニシンなどの漁業が行われる。グリーンラ...

グリーンランドの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android