世界大百科事典(旧版)内のロンベルク徴候の言及
【脊髄癆】より
…脊髄後根および後索に変性を生じるため,深部感覚の鈍麻と,これに基づく脊髄癆性運動失調を生ずる。起立歩行の障害はとくに視覚による代償を除去したときに著しく,目を閉じては立っていることができずに倒れてしまう(ロンベルク徴候)。下肢,とくに足首,ひざなどに瞬間的な激しい電撃様疼痛や,上腹部に発作性の激痛(胃発症)などがみられる反面,腱や神経幹,睾丸などを強く圧迫したときに生ずる深部痛覚は失われる。…
※「ロンベルク徴候」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」