世界大百科事典(旧版)内のローカパーラの言及
【アグニ】より
…また家庭の神として,崇拝者に恩恵を与え,繁栄,富をもたらすともいわれ,守護神の性格も備えている。後にはローカパーラlokapāla8神(世界の守護神)の一つとして,東南をつかさどるとされた。姿は主として炎になぞらえられ,黄金の顎・歯を持ち,炎を髪とするなどといわれるが,後世の図像では三面三脚七臂の神として描かれる。…
【インドラ】より
…しかしインドラの地位は後代になるにつれて下落する。彼は名目上は依然として神々の王とみなされるが,相対的に弱い神となり,世界守護神(ローカパーラ)の一つとして東方を守護するとみなされるようになった。仏教にも取り入れられ,仏法の守護神とされ,帝釈天と漢訳された。…
※「ローカパーラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」