世界大百科事典(旧版)内のワシカグチオオカミの言及
【ヤマイヌ(山犬)】より
…かつて本州,四国,九州に分布したが,1905年1月に奈良県鷲家口で採集されたものを最後に絶滅したとされる。この個体はとくにワシカグチオオカミと称され,標本が大英博物館に保存されている。ヤマイヌはオオカミ中最小の亜種とされることもあるが,口先が短く幅広く,肢も耳も短小であるほか,頭骨にもユーラシアと北アメリカのタイリクオオカミとは明らかに異なる特徴があるため,独立種と考えられる。…
※「ワシカグチオオカミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」