ワシーリー(読み)わしーりー

世界大百科事典(旧版)内のワシーリーの言及

【スムータ】より

…モスクワの貴族たちも本物のドミトリーと信じこまされ,彼の入城を盛大に迎え,05年7月には即位式が挙げられた。しかし1年余を経てモスクワに反ポーランド人蜂起が起こり,偽ドミトリーは殺害され,名門貴族のワシーリー・シュイスキーが皇帝に推される(ワシーリー4世,在位1606‐10)。一方,この年の夏,北ウクライナのコマリツカヤ郷に始まった農民蜂起は,従軍ホロープ(奴隷)出身のイワン・ボロトニコフを指導者として急速に勢いを増し,南ロシア各地の農民,コサック,ホロープ,さらに士族の一部の参加をも得てモスクワに迫った。…

※「ワシーリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android