世界大百科事典(旧版)内のワットルの言及
【オーストラリア】より
…【谷内 達】
[植物]
オーストラリア大陸は,古く中生代白亜紀の末にアジア大陸と分かれ,長い間孤立してきた大陸なので,多くの固有種を生み出している。その筆頭はフトモモ科(オーストラリア産は45属1200種)のユーカリ属(約500種)とマメ科(同大陸産だけで約110属1000種)に属するアカシア属(約600種,ワットルwattleともいう)である。その他,前者に属するブラッシノキ属(約30種)やネズミモドキ属,ヤマモガシ科(世界で61属1200種,その半数はオーストラリア産)のバンクシア属(50種),ドリアンドラ属(56種)およびワラタwaratah(テロペア属)なども特産の植物である。…
※「ワットル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」