世界大百科事典(旧版)内のワーハルカダの言及
【スリランカ美術】より
…本質的にはインドの覆鉢塔の形式を継承し,その初期の形式を後世まで保持している点に特色があり,しかも大規模なものが数多い。塔門がなく,基壇の四方にワーハルカダvāhalkadaという突出部をつくるのは南インドの形式にならったと思われる。一方,スリランカ独自の展開も見られ,欄楯(らんじゆん)の代りに列柱をめぐらし,低い円形基壇はおおむね三重であり,覆鉢の上の箱形の平頭(びようず)は巨大化し,傘蓋は層をなした円錐形となる。…
※「ワーハルカダ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」