アイピュトス(読み)あいぴゅとす

世界大百科事典(旧版)内のアイピュトスの言及

【盲人】より

片目一つ目【小田 亮】
[伝承と寓意]
 西洋では,盲目になることは,通常は見ることを許されぬものを見た人や誓いを破った人に下される神罰と考えることが多かった。ギリシアの神話や伝説には,いっさいの立入りが許されないポセイドンの聖域に侵入したアルカディアの英雄アイピュトスAipytos,ほかの乙女とは恋をしないというニンフとの誓いを破ったダフニス等が盲目とされる話がある。これらの神話や伝説は,見ることが必ずしも知ることにつながらず,かえって傲慢や無知におちいり,罰を受ける結果になることを教えている。…

※「アイピュトス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android