アウクスブルク年代記(読み)あうくすぶるくねんだいき

世界大百科事典(旧版)内のアウクスブルク年代記の言及

【ツィンク】より

…南ドイツ,アウクスブルクの年代記作者。1475年没との説もある。メミンゲンに生まれ,聖職者にしようという周辺の期待に反して商業活動を志す。しかし必ずしも成功せず,傭兵軍役に従事するなど波乱に富む経歴の後,アウクスブルク市参事会にその才能を認められて対外使節の随員となったり書記として働いた。1368‐1468年の市史を内容とする4巻の年代記を残したが,とくにその最後の巻は,彼自身の直接的体験や同時代の人々の報告に基づいており,史料的価値が高い。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」