アウストロ・タイ語族(読み)あうすとろたいごぞく

世界大百科事典内のアウストロ・タイ語族の言及

【アウストロネシア語族】より


[他語族との関係]
 オーストリアのW.シュミットは,アウストロネシア語族とアウストロアジア語族が親縁関係にあったとし,両者を合わせてアウストリック語族なる名称を与えたが,科学的に証明されたわけではない。近年アメリカのベネディクトP.K.Benedictは,アウストロネシア語族がコーチシナや海南島の非漢語系の言語(カダイ諸語と呼ばれる)を介してタイ諸語と親縁関係があるとし,アウストロ・タイ語族を提唱しているが,いまだ定説とはなっていない。
[祖語の再構]
 音韻・文法ともに,東部語派よりは西部語派の方がはるかに複雑な体系を持っており,いわば古形を保っている。…

【タイ諸語】より

… 中国の貴州,広西,湖南各省に分布するカム・スイ語群(カム,スイ,マク,テン語など)はタイ諸語と親縁関係にある。タイ諸語の系統はシナ・チベット語族に入れるのが通説であるが,別にカダイ語群(ラティ,ラカ,ケラオ,リーの諸語)を介してインドネシア語派ないしアウストロネシア語族と結びつけようとするアウストロ・タイ語族説もある。なお,タイ諸語に上記のカム・スイ語群を加え,カム・タイ諸語とし,さらにカダイ語群をも含めてタイ・カダイ諸語とする分類を行う場合もある。…

※「アウストロ・タイ語族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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