アウレウス金貨(読み)あうれうすきんか

世界大百科事典(旧版)内のアウレウス金貨の言及

【ローマ】より

…地中海諸地域への進出の過程において,デナリウス銀貨の量目が徐々に減少していき,流通力の安定性が揺らぐ傾向がみられた。このため,アウグストゥス帝は通貨改革を試み,アウレウス金貨とデナリウス銀貨との両本位制に基づく通貨制度を確立した。アウレウス金貨=25デナリウス銀貨=25×4セステルティウス貨=25×4×4アス貨という貨幣体系が整備され,政治的に統合された地中海世界の各地で圧倒的な有効性を発揮していく。…

※「アウレウス金貨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android