アシグナーツィア(読み)あしぐなーつぃあ

世界大百科事典(旧版)内のアシグナーツィアの言及

【ロシア】より

… 貨幣の単位は18世紀以来一貫して1ルーブルrubl’=100コペイカkopeikaの単位を用いてきたが,鋳造された銅貨や銀貨について,たとえば3コペイカ銅貨がアルティンaltyn,5コペイカ銅貨がピャタチョークpyatachok,10コペイカ銀貨がグリベンニクgrivennikと呼ばれるなど,それぞれに異名があった。1769年からアシグナーツィアassignatsiyaと呼ばれる紙幣が発行されたが,その価値は基準貨幣である銀貨に対して下落しつづけ,1812年には4紙幣ルーブル=1銀ルーブルに換算された。39年の大蔵大臣カンクリンEgor Frantsevich Kankrin(1774‐1845)の改革によって紙幣は廃止され,その代り43年から信用券が発行された。…

※「アシグナーツィア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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