アスパラギン酸カルバモイル転移酵素(読み)あすぱらぎんさんかるばもいるてんいこうそ

世界大百科事典(旧版)内のアスパラギン酸カルバモイル転移酵素の言及

【酵素】より

…フィードバック阻害は,先に知られていた酵素合成の抑制,すなわちリプレッションとは本質的に異なり,特定の酵素分子と特定の最初生成物との特異的相互作用に由来している。パーディーらの研究の結果,たとえば図10,図11に示すアスパラギン酸カルバモイル転移酵素(ATCアーゼ)の場合には,最終産物であるCTP(シチジン三リン酸)が,初発段階の反応を触媒するATCアーゼの調節サブユニットに存在している制御中心に結合し,酵素タンパク質の高次構造変化を介して酵素の活性が調節されるというしくみが判明した。ちょうどオペロン説を発表したJ.モノーがこのような現象に興味を示し,基質とは構造が異なる物質による活性の調節という意味で,アロステリック効果allosteric effectsという名を与えた。…

※「アスパラギン酸カルバモイル転移酵素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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