アソシアトロン(読み)あそしあとろん

世界大百科事典(旧版)内のアソシアトロンの言及

【神経系】より

…中野馨は,神経回路に二つの入力パターンA,Bを同時に,繰り返し与え,そのつど,(2)に従ってシナプス結合を強化すると,神経回路の自己組織化が進み,Aなる入力からBなる出力の得られることを示した。この回路はアソシアトロンAssociatronと呼ばれている。 このように,神経系の高次の機能は,学習による自己組織によって発達してきたことが理解できる。…

【バイオニクス】より

…可塑性神経細胞をモデル化したものとして,ローゼンブラットF.Rosenblattのパーセプトロンと呼ばれる図形や文字の識別を学習する機械がよく知られている。最近では,さらに高度なパターン認識機能を学習するコグニトロン,連想機能を持つアソシアトロンなどが発表されている。これらの神経回路は自己組織化神経回路と呼ばれる。…

※「アソシアトロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」