アナテマ(読み)あなてま

世界大百科事典(旧版)内のアナテマの言及

【破門】より

…ユダヤ人の哲学者スピノザも教会から破門された一人であったが,そのとき発せられた破門状には,毎日毎夜,何時いかなるときにおいても〈呪われてあるべし〉という文言がくり返し記されていた。すなわち教会からの追放は呪われた存在になることであり,破門は同時に〈宗教上の公式の呪詛(じゆそ)〉(アナテマanathema)を意味したのである。日本ではヨーロッパのそれに対比できる破門の事例は少なく,わずかに15世紀以降,異安心(異端の信仰)の者を追放に処した本願寺教団においてみられるにすぎない。…

※「アナテマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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