アポティケール(読み)あぽてぃけーる

世界大百科事典(旧版)内のアポティケールの言及

【薬屋】より

医薬品【辰野 高司】
[西洋]
 ギリシア・ローマ時代にすでに薬物を扱う倉庫あるいは商店を意味する言葉としてアポテカapotheca,メディカメンタリウスmedicamentariusというラテン語の用語があった。アポテカはギリシア語のアポテケapothēkē(〈予備に取っておくこと〉の意)に由来し,ドイツ語のアポテケApotheke,フランス語のアポティケールapothicaire,英語のアポセカリーapothecaryといった後世の薬店,薬局を指す言葉となった。 中世ヨーロッパでは施療は僧院(修道院)の中で行われ,僧院には必ず付属の薬草園と調剤室があり,調剤僧が医師を兼ねることが多かった。…

※「アポティケール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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