アルテミシア(植物)(読み)あるてみしあ

世界大百科事典(旧版)内のアルテミシア(植物)の言及

【ニガヨモギ】より

…苦みがあるのでニガヨモギの和名がついた。【小山 博滋】
[伝説]
 ニガヨモギの属名は小アジアのカリアの王妃アルテミシアにちなむ。夫のマウソロス王の死を悼み,〈世界の七不思議〉の一つに数えられる大霊廟(マウソレウム)を建設した彼女は,亡夫の骨灰をニガヨモギの飲物に混ぜて飲んだという。…

【ヨモギ(艾∥蓬)】より

…【飯島 吉晴】
[ヨーロッパ]
 北ヨーロッパの伝承によれば,ヨモギは強い磁力をもち,つねに葉を北へ向けている不思議な草と信じられ,水晶占いや呪術(じゆじゆつ)に用いられたほか,リウマチ,不妊,悪寒などに効果のある薬草の一つに数えられた。この草がとくに婦人病に効くのは,女神アルテミスの聖草であったからだといわれ,属名アルテミシアもこれに由来する。大プリニウスは毒虫や毒薬を防ぐ力があると述べ,これを持って旅をすれば疲れないという俗信もある。…

※「アルテミシア(植物)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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