世界大百科事典(旧版)内のアンコール期の言及
【クメール美術】より
…量的にはヒンドゥー教の神像が多く,12世紀後半より13世紀初めころになって,仏像が多量に現れる。クメール美術は一般に政治史と関係づけて,〈先アンコール期〉(5~8世紀)と〈アンコール期〉(9~15世紀)の二つの時代に区分される。前者は中国史料が伝える扶南(ふなん)国,真臘(しんろう)国の時代にあたり,後者はアンコール(今日のシエムリアップ市の北)を首都としたアンコール朝の時代をさす。…
※「アンコール期」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」