アン・サリバン(読み)あんさりばん

世界大百科事典(旧版)内のアン・サリバンの言及

【ケラー】より

…アラバマ生れ。2歳時の疾病によって盲,ろう,啞の三重障害者となったが,家庭教師であるアン・サリバンAnne Sullivan Macy(1866‐1936)の献身的努力と本人の不屈の自立精神で障害を克服。パーキンス盲学校を経て,ラドクリフ女子大学を1904年に優等で卒業。…

【リッチモンド】より

…ボルティモアの慈善組織化協会に事務員として勤務する中で社会事業に興味をもち,協会が行っていた友愛訪問が,道徳的基準によって対象をふるいわけている方法に疑問を感じ,科学的処遇技術としてのソーシャル・ケースワーク(個別的処遇技術)を体系化した。リッチモンドのケースワーク論は,家庭教師アン・サリバンAnne Sulliven Macyが障害児ヘレン・ケラーに対して行った社会環境を利用して人格の発展を図る教育方法に学んだところから環境決定論的といわれ,心理主義的な立場にたつケースワーク論に対比される。代表的な著書に《社会診断》(1917)および,《ソーシャル・ケースワークとは何か》(1922)がある。…

※「アン・サリバン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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