世界大百科事典(旧版)内のイサクの犠牲の言及
【イサク】より
…晩年に失明し,死ぬ前に長子エサウを祝福しようとしたが,欺かれて次男のヤコブを祝福した。【並木 浩一】
[図像]
イサクの物語の諸場面は古くから《ウィーン創世記》などに見いだされるが,なかでもキリスト磔刑(たつけい)の予型とされる〈イサクの犠牲〉の場面は,単独でも多く描かれてきた。イサクに刃をかざすアブラハムを天から差し出された手が止める表現(サン・ビターレ聖堂モザイク,6世紀)や後には天使が天から舞いおりるなど劇的な表現が好まれた(レンブラント《イサクの犠牲》1635)。…
※「イサクの犠牲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」