ウキラン彫(読み)うきらんぼり

世界大百科事典(旧版)内のウキラン彫の言及

【トラジャ族】より

…船の舳先(へさき)と艫(とも)のように天空に鋭くはねあがった船形の屋根は,割竹をふんだんに使ってびっしりとふかれており,10mもの高さに及ぶものもある。周囲の羽目や破風には,赤(血を象徴),白(骨),黄(神々の加護と収穫),黒(死)の4色による彩色の幾何学文様が彫刻され(ウキラン彫),水牛,鶏,太陽,植物などから取材したそれらは,いずれもアニミズム的な意味を有している。家屋の正面は必ず北向き(北~東はトラジャ族の神聖方位)である。…

※「ウキラン彫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android