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ウルトライスモ うるとらいすも

世界大百科事典内のウルトライスモの言及

【ラテン・アメリカ文学】より

…それは今日まで,わずかに1世紀半の短い歴史しかもたず,しかも19世紀のほとんど終りまでヨーロッパの文芸思潮を目まぐるしく追うだけで,独自の文体や主題をみずからの中からくみ出すにはいたらなかった。文体におけるラテン・アメリカ的なものの芽生えは,フランスの高踏派や象徴主義の影響のもとにモデルニスモ(近代主義)という思潮が誕生した世紀末を経て,1920年代以降の旧世界の前衛運動に触発されてウルトライスモ(超絶主義)なるものが起こった時期まで,まったく見いだせなかった。主題の面でも事情はよく似ていて,世界最初の社会革命とも言われるメキシコ革命が勃発した1910年を契機に,それに題材を求めた記録性の強い革命小説,同じくメキシコとアンデス地域で数多く書かれた原住民小説,圧倒的な大自然の脅威と闘う卑小な人間の姿を描いた自然主義小説などが文字どおり簇生(そうせい)して,その19世紀リアリズムの流れをくむ古めかしい技法にもかかわらず,新世界の特異な現実の中から独自のテーマを掘り起こすことに成功するまで,やはりラテン・アメリカ的なものは見いだせなかった。…

※「ウルトライスモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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