世界大百科事典(旧版)内のエネルギー流体革命の言及
【石炭鉱業】より
…石油は,20世紀に入ってから登場し,流体エネルギーとしての優位性から,漸次石炭需要を代替していたが,中東での大油田の発見などを契機として,とくに第2次大戦後に市場を拡大した。1960年には,一次エネルギー供給に占める石炭の割合は50%に落ち,さらにその後もいわゆる〈エネルギー流体革命(エネルギー革命)〉は進行して,83年現在で30%に低下している。このため,第2次大戦後,各国で石炭鉱業の合理化が大きな課題となった。…
【石油産業】より
…そのため1963年には46対36であった固体燃料(石炭・亜炭)と液体燃料(石油)の比率が67年ごろに逆転し,75年には33対44となった。これがいわゆる〈エネルギー流体革命〉である。しかし1973年の第1次石油危機後には,急激に伸びていた石油需要も停滞するようになった。…
※「エネルギー流体革命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」