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エビアマモ

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海藻海草標本図鑑の解説

エビアマモ

からだは非常に細長い葉と地下茎からなり,主に岩礁域に生育する雌雄異株多年生の草本である。葉は非常に細長く,先端はわずかに凹む。3本の葉脈(維管 束)が葉の先端から基部まで平行にスジのように見える。葉の縁には顕微鏡的な鋸歯を持つ。葉の下方は長い鞘状となり,何枚かの葉が集まって茎へと続いてい る。春には茎から短い柄を出し,その先に花をつける。押し葉標本はやや黒くなる。葉の表裏には紅藻無節サンゴモ類モカサがしばしば着生している。学名のPhyllospadixは男性名詞で,葉の基部に花序が埋まっていることを表すギリシャ語の「phyllon(葉)+spadix(肉穂花序(にくすいかじょ))」に由来する。種小名「japonicus」は男性形で,「日本の」の意味。銚子では同じ岩礁域に生育する海草にスガモがあるが,その葉は本種より太いので,区別できる。また,銚子ではスガモが圧倒的に多く生育しており,エビアマモは非常に少ない。

出典|千葉大学海洋バイオシステム研究センター銚子実験場「海藻海草標本図鑑」
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世界大百科事典内のエビアマモの言及

【スガモ】より

…本州北部,北海道,千島,サハリン,朝鮮,中国東北部の沿岸に分布する。 エビアマモP.japonicus Makinoはこれときわめてよく似ているが,葉の幅が2.5mm以下で平行脈が3本しかなく,枯れた葉の繊維が黒褐色となる。本州中部以西と九州北岸に分布する。…

※「エビアマモ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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