エルプビュルガー(読み)えるぷびゅるがー

世界大百科事典(旧版)内のエルプビュルガーの言及

【都市貴族】より

…都市貴族の寡頭政支配は,南ドイツなどでは,14世紀の手工業職人の政治参加を求めるいわゆるツンフト闘争によって一部制限され,また近世領邦諸国家の発達にともなって大幅に限定されていった。なおパトリツィアートとかパトリツィアーPatrizierという呼称は,むしろ近世になってからの呼称であり,中世では単にゲシュレヒターGeschlechter(門閥)ないしエルプビュルガーErbbürger(草分け市民)と呼ばれていた。近世の初頭以降,都市貴族が現実の影響力を失いかけた危機感のなかで,古代ローマのパトリキウスpatricius(貴族)を想起しつつ使いはじめた呼称Patriziatが,その後の歴史叙述のなかで中世にさかのぼって用いられるようになったものである。…

※「エルプビュルガー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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