オイルブラック(読み)おいるぶらっく

世界大百科事典(旧版)内のオイルブラックの言及

【カーボンブラック】より

…表面のミクロ的な状態も単なる炭素の微粒とは相違しており,粒子表面には酸性の官能基やその他の官能基が存在するため,ゴム用補強剤など工業的に特殊な用途がある。原料に用いられる炭化水素は,天然ガス,石炭ガス,アセチレンガス,石油系重質油,石油,クレオソート油,ナフタレン,アントラセンなどで,原料によって,ガスブラック,オイルブラック,アセチレンブラックなどと呼び分けられることもある。90%以上が各種ゴム用補強剤(うちタイヤ用が約80%)として用いられ,またプラスチック用補強性充てん剤,印刷インキ,塗料,電線・電らん,乾電池のほか,カーボン紙,墨,絵具,鉛筆,クレヨン,触媒担体,花火,融雪剤などに広く用いられる。…

※「オイルブラック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android