オブローモフ気質(読み)おぶろーもふきしつ

世界大百科事典(旧版)内のオブローモフ気質の言及

【オブローモフ】より

…彼は活動的なブルジョア,シュトルツの友情にも,進歩的な娘オリガの愛にもこたええず,献身的な寡婦アガーフィヤの下で静かに生を終える。ドブロリューボフが論文《オブローモフ気質とは何か》(1859)で,19世紀前半のロシア文学に登場した〈余計者〉の主人公たちとオブローモフの血縁性を指摘し,またこの作品の農奴制批判の意義を説いて以来,〈オブローモフ気質〉はロシア人にとって無為徒食の代名詞となったが,他方オブローモフはより広い意味で,ハムレットやドン・キホーテと同じく,全人類的タイプに属する点に小説の永遠の価値が存している。【沢田 和彦】。…

※「オブローモフ気質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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