カタレブサ(読み)かたれぶさ

世界大百科事典(旧版)内のカタレブサの言及

【ギリシア】より

…遺跡の保護に熱心で,古代ギリシア演劇の上演も奨励されている。 独立直後のギリシアでは新古典主義が盛んで,擬古的な〈カタレブサ(純正語。カサレブサとも)〉が公用語とされたが,1880年代よりプシハリスらにより言文一致運動が進められ,〈ディモティキ(民衆語,口語)〉が文学用語の地位を得た。…

【ギリシア語】より

… ローマ帝国の崩壊のあと,ギリシア語はビザンティン帝国の公用語として,またギリシア正教の言語として中世を通じて広く使用された。古典期からこの時期までの文語の伝統を守ろうとする純正派の人々の言語(カタレブサkatharevousaと呼ばれる)と,自然の変化にゆだねられた口語的な民衆の言語との間に大きなへだたりがあるために,トルコから独立した後の近代ギリシア語Modern Greekは,この二つの派の間のさまざまな選択にせまられてきた。それと同時にこの近代語は,他のバルカン諸言語に影響をあたえ,また不定法の消失などそれらと共通のいくつかの特徴を示している。…

※「カタレブサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android