カルタ・カリタティス(読み)かるたかりたてぃす

世界大百科事典(旧版)内のカルタ・カリタティスの言及

【シトー会】より

…ロベール自身は1年後ベネディクト会へ戻ったが,第3代修道院長ハーディングStephen Hardingの時代(1109‐33)に規律と組織の面で基礎が固められ,特にシャンパーニュ貴族ベルナールとその一族多数の入会(1112)以来会勢は急速な発展をとげた。1114年起草された会則〈カルタ・カリタティスCarta caritatis(愛の憲章)〉は,キリスト教的愛徳の精神につらぬかれ,修道者の理想を高くかかげると同時に一般信徒への道徳的指針ともなり,修道会運営の新しい典拠とされた。 各地の娘修道院は広範な自治を認められるが,母修道院長の定期的巡回視察をうけ,母修道院に召集される年次総会に全修道院長が出席することによって組織全体の強い団結が生みだされた。…

※「カルタ・カリタティス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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