カンアオイ属(読み)かんあおいぞく

世界大百科事典(旧版)内のカンアオイ属の言及

【カンアオイ(寒葵)】より

…カンアオイの地方的な変種に,本州の中部から近畿に分布するスズカカンアオイvar.brachypodion F.Maek.や,紀伊半島に分布するコウヤカンアオイvar.koyanum (Makino) F.Maek.がある。 カンアオイ属Heterotropaはフタバアオイ属Asarumにごく近縁な植物群であるが,常緑性の葉を有し,花被片の下部が完全に合着し,口縁部内側をひだ状突起がとりまくことで,多くは夏緑性で,花被の離生することのある後者からは区別でき,別属とされる。東アジアの暖温帯林の林床に分布の中心があり,本州から九州にかけて30種以上が知られ,南西諸島にも特有の種が数種,分布している。…

※「カンアオイ属」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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