カーター・ディクソン(読み)かーたーでぃくそん

世界大百科事典(旧版)内のカーター・ディクソンの言及

【カー】より

…アメリカに生まれ,後にイギリスに住みついた推理小説作家。カーター・ディクソンCarter Dickson,カー・ディクソンCarr Dicksonの筆名も使う。密室殺人のトリックの大家として知られるが,オカルト的雰囲気を利用したり,歴史推理小説を書いたり,創意をこらす。…

【ペンネーム】より

…医学者森林太郎が文学活動では鷗外でありつづけたのは初期の例であり,大正期以降には木下杢太郎(詩・小説等)=太田正雄(医師)や釈迢空(短歌)=折口信夫(民俗学者)がおり,現代では辻井喬(詩人)=堤清二(実業家)などをあげることができる。 文芸の資本主義化が成熟すると,今度は2人の作家が一つのペンネームで発表を続けたり(アメリカ推理作家E.クイーン),一作家が二つのペンネームで異なる作風のシリーズを続けたり(イギリス推理作家ディクソン・カー=カーター・ディクソンなど)する多作家が現れる。日本では,昭和初年に林不忘,牧逸馬,谷譲次の三つのペンネームで時代・現代小説を書き分けた長谷川海太郎が《一人三人全集》をのこした。…

※「カーター・ディクソン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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