キャブリオレ(読み)きゃぶりおれ

世界大百科事典(旧版)内のキャブリオレの言及

【辻馬車】より

…本来,貸馬車は半日とか1日,あるいは1週間とか1ヵ月と長期にわたり馬車を貸し出す商売であったが,街路の特定の場所に二輪馬車を用意して客を待ち,市内の指示されたところまでおもむく貸馬車を,後々までとくにフィアークルと呼び,それが辻馬車として特殊化したのである。そして19世紀初頭キャブリオレcabrioletという軽装二輪馬車が生まれたが,これは1820年ころイギリスにはいり,キャブと呼ばれる辻馬車となった。19世紀初頭の乗合馬車の発展によって辻馬車はおされぎみとなり,安全性や公衆衛生の面で当局からしばしば問題視された。…

※「キャブリオレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」