世界大百科事典(旧版)内のキリスト教民主党(チリ)の言及
【チリ】より
…しかし,同党はインフレの進行,1948年の共産党非合法化策などで,しだいに力を弱めていき,50年代末に至ってチリの政治勢力図は大きく変化する。自由放任資本主義経済を主張する大資本・金融資本グループや大地主など,旧来の保守的支配層(保守党,自由党),修正資本主義・混合経済を主張する中小資本の経営者,地主,公務員などの中間層(キリスト教民主党),社会主義を志向する労働者・農民層(社会党,共産党)という三大政治勢力が形成され,定着した。以後チリの政治はこれらの政治勢力の三つどもえの確執として展開した。…
※「キリスト教民主党(チリ)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」