世界大百科事典(旧版)内のキンマークの言及
【蒟醬】より
…古くタイではビンロウ(檳榔)の実に石灰をまぶし,蔓草の一種であるキンマ(蒟醬(くしよう))の葉に包んでいっしょに嚙む習慣があり,これらの材料を地産の漆器に入れて客をもてなした。タイではキンマークと呼び,タイ語でキンは嚙む,マークはビンロウの意で,これがキンマとなまってタイの漆器を称するようになったといわれる。日本には八幡船,朱印船でもたらされ,江戸時代には茶人の間で珍重され,伝利休所持の茶箱などが伝わる。…
※「キンマーク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」