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キーストン・コメディ きーすとんこめでぃ

世界大百科事典内のキーストン・コメディの言及

【喜劇映画】より

…映画の一つの起源は喜劇である。散水中の庭師のホースを,その息子が踏む。庭師が筒先をのぞくと同時に,いたずら息子が足を上げる。ぐしょぬれになった庭師は息子を追っかける。これは,映画の発明者の一人リュミエール兄弟の〈シネマトグラフ〉の1本,《水をかけられた水撒き人》(1895)と題する即興的な寸劇だが,人物の動きによる基本的なギャグが,すでにここにある。喜劇映画は,おおまかにいって,追いつ追われつのアクションで笑わせるスラプスティックslapstick(どたばた)と,こっけいな状況や,それにまつわる会話のおかしさが眼目のシチュエーション・コメディの二つの流れに分けられる。…

【スラプスティック】より

…スラプスティックは,初期の〈追っかけもの〉の正統な後継者であり,のちに黄金時代を築いたチャップリン,ロイド,キートンなどの喜劇の正統な祖先でもあるというのが映画史的な評価になっている。それは,厳密にいえばコメディというよりもむしろバーレスク,もしくはファース(笑劇)とよぶべきものであったが,その代表的なものは,マック・セネットがキーストン社(1912設立)で製作した〈キーストン・コメディ〉とよばれるスラプスティックである。セネットは自伝《キング・オブ・コメディ》(1954)のなかで,スラプスティックを発明したのはフランス人であり,なかでもマックス・ランデルを中心にしたパテー社の喜劇から自分は最初のアイデアを盗んだのだと述べ,また,誇張したどたばた的所作,たとえば〈コマ落し〉や逆回転のような映画だけに可能な技術やトリックはD.W.グリフィスから学びとったという。…

【セネット】より

…D.W.グリフィスの下で喜劇俳優となり,また同監督の《The Lonely Villa》(1909)の脚本を書いたりした。12年,アダム・ケッセルとチャールズ・ボーマンが新設したキーストンという映画会社のコメディ部門の主宰者として起用され,フォード・スターリング,メーベル・ノーマンド,フレッド・メース,ロスコー・アーバックル,マック・スウェイン,チャールズ・マーレーらの珍優陣による〈パイ投げ〉〈キーストン・コップス(警官隊)〉〈水着美人〉等々を駆使した集団スラプスティックが売りものの,いわゆるキーストン・コメディの時代をひらく。初期には監督もしたが,やがて製作,監修の立場で指揮をとり,14年には舞台からチャップリンを呼び,大スターとしてのスタートを切らせた。…

※「キーストン・コメディ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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