ギー=タイセン病(読み)ぎーたいせんびょう

世界大百科事典(旧版)内のギー=タイセン病の言及

【セリアック症候群】より

…1888年にイギリスのギーS.J.Geeが,1932年にイギリスのタイセンT.E.H.Thaysenがこの疾患の臨床像を詳細に報告したためギー=タイセン病Gee‐Thaysen diseaseと呼ばれていたが,その後,50年にオランダのディッケDickeが第2次大戦中,オランダでコムギやライムギなどの穀物が不足したとき,この疾患の発生が減少したことに着目し,ムギに含まれるタンパク質グルテンがこの疾患を起こすことを明らかにしたため,グルテン惹起性腸症とも呼ばれている。セリアック・スプルー,セリアック病,成人セリアック病,非熱帯性スプルー,特発性脂肪性下痢などが同義語として用いられる。…

※「ギー=タイセン病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android