世界大百科事典(旧版)内のクルッケンベルク腫瘍の言及
【胃癌】より
…胃癌は進行すると,漿膜から直接腹腔内へ癌細胞が散らばったり,リンパや血液の流れにのって他の部位へ転移することがある。とくに,左鎖骨上窩リンパ節への転移をフィルヒョーの転移,ダグラス窩への転移をシュニッツラーの転移といい,転移性の卵巣腫瘍はクルッケンベルク腫瘍とよばれている。
[胃癌の症状]
胃癌は胃の粘膜から発生し,徐々に胃壁の深い部分へ進んでいく,その進行の程度によって症状にちがいがある。…
※「クルッケンベルク腫瘍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」