世界大百科事典(旧版)内のグラビアスクリーンの言及
【グラビア印刷】より
…ピグメント紙ともいう)を重クロム酸カリの水溶液にひたして感光性を与え,これにスクリーンを焼き付ける。グラビアに用いられるスクリーンには砂目スクリーン,グラビアコンタクトスクリーン,白線スクリーン(グラビアスクリーン)などの種類があるが,もっとも一般的なものは,フィルム,あるいはガラス板の黒い膜面に透明な白線が互いに直角に交差している白線スクリーンで,これを焼き付けると白線部分のみチッシュのゼラチン層が硬化する。このスクリーンを焼き込んだチッシュにポジチブ原板を焼き付けると,スクリーンの透明線の部分は強く感光し,一方,不透明の角点はポジチブの濃度に反比例して感光する。…
【スクリーン】より
…そして粗面の紙にはあらい線数(たとえば,ざら紙には80線),平滑な面の紙には細かい線数(コート紙には133線)というような使いわけをする。また,以上の網版用スクリーンのほかにグラビアの製版に用いるグラビアスクリーンがあり,これは直交透明線とそれで仕切られた黒点をもつスクリーンで,グラビア版の小孔を形成する役目をもっている(グラビア印刷)。このほか特殊な表現(たとえば砂目)をするための特殊スクリーンもある。…
※「グラビアスクリーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」