ココムリスト(読み)ここむりすと

世界大百科事典(旧版)内のココムリストの言及

【COCOM】より

…対共産圏輸出統制委員会Coordinating Committee for Export Control to Communist Areaの略称。第2次大戦後の冷戦期にアメリカの提唱で,北大西洋条約機構(NATO)諸国の対共産圏戦略物資輸出統制を目的に,アメリカ,イギリス,フランス,イタリア,オランダ,ベルギー,ルクセンブルクの7ヵ国を加盟国として,1949年11月設立され,50年1月から活動を開始した。…

【東西貿易】より

…社会主義諸国(東)と資本主義諸国(西)との間の貿易をいう。第2次大戦後,東側ではソ連を中心とするCOMECON(コメコン)体制によって域内の貿易・国際金融の秩序を形成,西側ではGATT(ガツト)とIMF(国際通貨基金)を中心とするアメリカ主導型の貿易・金融体制を創設した。この二つの体制それ自体戦後30年余を経て変質しているので,各域内貿易に対して,東西貿易も増加してきた。COMECON内国際分業への不満,西側企業の販路拡大努力,中国の対ソ離反・対西側諸国接近などは東西貿易拡大の原動力となったが,他方,米ソ間の緊張の高まりは,東西貿易抑制の要因となってきた。…

※「ココムリスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」